事例紹介

株式会社パーツワン (代表取締役)

 

 

 

 

目的意識、自走力、高い人間力。スタートアップ企業が求める本物の優秀層が、地方にいた。

 

株式会社パーツワン 代表取締役 長倉達也様

自動車部品流通DX事業/従業員数20名/採用人数5名

 

ジョーカツ導入前の社員数はたったの4名。小規模でも会社の成長に必要な優秀層の採用を目指す。

 

弊社は、全国のカーディーラー様に向けて、自動車のリサイクルパーツやリビルトパーツの卸売を行なっている専門商社です。特徴的なのは「ベストマーケティング」という手法を取り入れたコンサルティングサービスを提供している点です。全国のカーディーラー様が抱えている”お客様のご要望”と。正しい自動車リサイクルバーツ”をマッチングさせること。それが主軸事業ではあるのですが、言葉で言うほど簡単な作業ではございません。電話越しの息遣いや話すスピードなど、あらゆる面からお客様の心情や状況を推測し、最適な部品のみを提供する。それを第一に事業を展開しています。加えて、パーツワンが問題と感じているのが自動車部品業界全体に蔓延るアナログ意識です。IT が当たり前になっている現代において、未だにデジタルシフトが行なえていない。だからこそ、私たちがデータ活用やCRM(Customer Relationship Management)といったテクノロジーを通して、業界をさらに発展させていきたいと考えているのです。しかし、まだまだ道半ば。発展途上のスタートアップ企業として、日々学びながら事業を展開している途中です。

 

−自動車リサイクル業界の変革者になるには、人材にも高いパフォーマンスを求めているのではないでしようか?

 

その通りです。私たちがやろうとしている施策には前例がありません。だからこそ自分の頭で考え、それを発信し、行動を起こせる人材が必要です。なおかつ自動車を愛する心を持ち、部品を求める人に最高の貢献がしたいと考えられる人物。しかし、そのような優秀かつ自走していける人材は圧倒的に少ない。まして、社員数たった4名だった弊社には出会う機会すら限られていました。考える間もなく、無謀な採用戦略であると考え、半ば諦めていたのは事実です。

業界に風穴をあけるため、自ら答えに辿り着ける人材が必須。しかし、出会う機会も採用するための手札も圧倒的に少なかった。

 

−具体的には、どのような採用戦略を立てられていたのでしようか?

 

どうしたら他社に流れる優秀層を確保できるのか。真っ先に取り組んだのがインターンシップの実施です。自分たちの事業に自信や誇りはありましたので、それを真横で体感さえしてもらえば優秀層であろうとグリップできると考えたのです。しかし、それはあくまで限定的なアプローチ。広く採用活動を周知させるには至りませんでした。そこで、採用イベントにも積極的に参加し、学生との接点を増やす策も取り入れました。自ずと優秀人材に出会える機会も多くなると考えたのです。しかし、これも失敗。弊社のようなスタートアップ企業は、“想い”が命。まず、パーツワンの意志に共感してもらえなければ振り向いてもらえません。イベントではその想いを短時間にまとめてプレゼンしなければならないのですが、これが非常に難しい。魂を込めて説明しようにも、学生側も限られた時間の中でたくさんの企業の話を聞きたいわけですから、共感が生まれる前にその場を離れていってしまうのです。

 

−スタートアップ企業ならではの課題ですね。地方学生へと採用戦略をシフトしたのは、どのような背景があったのでしようか?

 

実は、都内メインで採用活動を行なっていた際にある疑問が浮かんできました。それは、関東の学生は自己開示力が全体的に低いのではないか?という考えです。必要な情報をキャッチするのは得意な一方で、頭の中で整理し、自らの言葉で考えを述べることが苦手なのかもしれない。そしてそれが正しければ、弊社のようなスタートアップでキャリアを積む上で致命的なミスマッチとなります。つまり、これ以上都内で採用活動していても無駄なのではないか。都内には、私たちが望む人材は少ないのではないか。そのような根底を覆す疑問が頭をよぎりました。

 

ジョーカツに参加して気づいた、地方学生の優秀さ。まさに求めていた人材が集まるサービスに驚愕。

 

一都内の採用活動では満足のいく結果が得られなかったとのことですが、そんな中でジョーカツを利用してみた感想を教えてください。

 

まず、他の採用系イベントと比べて圧倒的に会場の雰囲気が盛り上がっていました。扉を開けた瞬間に熱気のようなものを感じたのです。地方から出て東京で成長したいという野望や志を持った学生同士が、互いに心境やビジョンを語り合っていたんですよ。これぞまさに弊社が求めていた自走人材であり、自己開示力の高い学生です。

 

−なるほど、地方学生は都内の学生より向上心が強いのですね。具体的にはどのような魅力を学生たちに感じましたか?

 

もう一つは、とても素直な学生が多いという点です。自己開示力が高く、幾多も自分自身の考えを語ってきているので、自分を把握できているのです。だから私たちも学生自身のことが理解できますし、弊社が提供できる部分も的確に説明できる。何より「この子のために何かできないか」と応援したい気持ちになるんです。

 

−目的意識と素直さ。スタートアップのみならず、ピジネスパーソンとして必要不可欠な能力をすでに身につけているのですね。

 

地頭の良さやスキルは確かに必要です。一方で、スタートアップ企業の場合、人間力の高さもジャッジしなければならないと思っています。入社後数年でマネジメントを行ない、事業を率いる際には多様なプロフェッショナルと連携を取らなければなりません。また、今後の弊社の地盤となりうる人材ですので、人間性こそが重要だったりするのです。実際、ビジネスに必要なスキルは会社に入ってから磨くことができます。しかし、目的意識を持った行動力や素直さといった”根底の部分”は、会社側がどうこうできるものではありません。そういった能力が自然と身についている。そんな人材がたくさん集まるイベントがあったなんて、まったく思いにもよりませんでした。

 

−人材面以外にジョーカッサービスで有意義だと感じた点は、どんなものがございますか?

 

ジョーカツは、採用知見のない企業でも、きちんと準備して採用活動に臨める点が魅力的だと思います。例年7月から約10ヶ月かけてジョーカツイベントに参加していくのですが、どの時期にどんな思考性を持った学生が来るのか、出会える学生の傾向が長期的に把握できるようになるのです。これは採用知見の乏しいスタートアップ企業には非常にありがたいこと。ジョーカツで採用活動をすればするほど、採用フローが洗練されていくわけです。

 

−ありがとうございます。最後に、今後ジョーカツに期待をしたいことを教えてください。

 

今以上に自分の意志を持って行動ができる学生を多く集めていただきたいですね。そういう学生を一人でも多く採用できれば、会社もさらに勢いづいていくと思います。社員たちの勢いが企業の成長にダイレクトにつながっていくことが、スタートアップ企業の良いところ。共に会社の未来を切り拓いてくれる人材とこれからも多く出会えれば、私たちが目指す。“自動車リサイクル業界の変革”も必ず達成できると感じます。

パーツワンに新卒入社したジョーカッ卒業生の声

「自分がこの会社を大きくしてみせる」阪大生植田さんが選んだベンチャー企業という道。

 

植田壮大郎様

 

−最初にパーツワンと出会った経緯を教えてください。

 

先輩からの紹介でジョーカツに参加したことがパーツワンと出会ったきっかけです。実家が事業を営んでいるので将来は家業を継ごうと考えていたのですが、長倉代表のプレゼンを聞き、キャリアの方針を変えました。また、交流を重ねるうちにこの会社なら、自分に必要なものをたくさん学べるはずだと感じ、まずインターンとして入社しました。

 

−インターン中も他の会社の選考を受けていたかと思いますが、最終的にパーツワンを選んだ決め手は何だったのでしようか?

 

おこがましく聞こえてしまうかもしれませんが、「この会社は自分が入らないとダメだ」と思ったからです。正直、ギリギリまで30名規模の他社と迷っていたのですが、インターンを通して、自分がパーツワンに与える影響力を感じたんです。貢献実感のようなものですかね。そして自分が提供できる価値がパーツワンなら最大化できると思い、入社を決めました。

 

−植田さんのような熱い意志を持った学生が入って、より一層会社に勢いがつきそうですね。では、学生目線で他の就活サービスとジョーカツの違いを教えてください。

 

学生一人ひとりについてくれるキャリアアドバイザーさんが、他の就活サービスと比べて親身に寄り添ってくれる点が一番の違いだと思います。自分がどういう人間で、どんな悩みを持ち、将来何を目指しているのか。自分の過去、現在、未来。あらゆるものを紐解いて丁寧にヒアリングを行ない、自分にマッチする会社を紹介してくれます。書類の入力データだけでは読み取れない、私自身を見てくれるサービス。それが、ジョーカツの魅力です。

 

−これまで学生としてジョーカツを利用していたのが、採用する側に変わって、ジョーカツの魅力に変化はありましたか?

 

自分自身の人生をしっかりと見つめ、東京でチャンスを掴みたいという人が一定数いることは確かだなと感じています。採用する立場で見た時に、自分自身の将来に対して強い考えを持った学生は、今後一緒に働く仲間としてとても魅力的な人材ですし、私個人としてもそういった仲間と一緒に会社を大きくしたいと考えています。ジョーカツで、そのような学生たちと一人でも多く出会いたいと思っています。