
【企業研究】トヨタ自動車の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2023年10月30日更新
はじめに
自動車で運転している時や、自動車に乗っている際に、周りの自動車を見ると国内車あるいは外車など多くの車が道を走っていることに目を向けた経験をしたことがある方はたくさんいらっしゃると思います。
もし、そのようなことに目を向けていなかったとここで思う方がいらっしゃいましたら、外出した際に、一度自動車に目を向けてみてください。
自動車に目を向けると、多種多様なメーカーの自動車が走っていることに気づけると思います。
生活するうえで、自動車の存在が当たり前になっていますよね。
今回は、そのような私たち人間に身近な存在になっている自動車について見ていきたいと思います。
自動車業界は、何をしているのか、そして今回焦点を当てるトヨタ自動車はどのような企業で、何をしているのでしょうか。
事業内容や、トヨタ自動車の就職難易度・採用大学・選考対策について詳しく1つずつ解説していきます。
意外と身近なモノの業界について知れることに対して楽しみながら一緒に見ていきましょう。
~目次~
自動車業界
事業内容
-自動車事業
-金融事業
新卒選考フロー
社風
求められる人材
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
採用大学
ホットニュース
まとめ
自動車業界
冒頭でも触れましたが、自動車は想像以上に身近な存在の方が多いかもしれませんね。
しかし、自動車業界って何をしているの?と尋ねられるとパッと出てこないかもしれません。
自動車業界はどのようなことを行っているのでしょうか。
自動車メーカーは部品や素材を供給する下請け会社や企業系列を抱えながら大きな雇用を生み出しています。
すなわち、様々な企業がそれぞれの役割を担って自動車が誕生するということです。
自動車業界は、素材メーカー、部品メーカー、タイヤメーカー、自動車メーカー、販売会社、自動車関連サービスの6つに分類されます。
同業界は、日本の全製造業における売上高の20%近くを占める巨大産業です。
人口減少はしているものの、カーシェアリングのビジネスが展開されることや、電気自動車の推奨化、自動運転車など目が離せない状況になっています。
自動車業界以外にも関心を抱いている方がいらっしゃいましたら、他業界についても詳しい解説をしているため、以下の記事を概観することができます。
就職活動生にとっても、有益な情報がたくさんあるため、ぜひ情報を収集していただきたいです。
こちらの、【業界研究ガイド】業界一覧を参考にしてみてはいかがでしょうか。
事業内容
自動車業界は1つの企業のみで自動車を製造・生産していないことが分かりました。
では、自動車業界に属しているトヨタ自動車は、どのような事業を展開しているのでしょうか。
同社はいくつかの事業を行っていますが、単体決算を確認したところ、自動車事業と金融事業の営業利益が良いことが分かりました。
ここでは、その順調な事業について紹介します。
自動車事業
トヨタは自社の業務課題を解決するために最先端ITをいち早く導入し、人工知能や画像認識、物体認識などのコア技術をもとに、現場のニーズや課題に関与した実用的なソリューション提供のチャンレンジをしています。
また、世界各地のアフターケア・サービスに応える故障診断ツールの開発に手掛けることでトヨタグループの車両開発や生産、アフターサービスに貢献するほか、部品調達、生産物流、一般管理といった幅広い基幹ビジネスシステムの企画から開発に携わっています。
新しい技術の研究や適用にも積極的に取り組み、圧倒的な競争力の獲得とトヨタ一体となった自動車事業の展開を行っています。
金融事業
金融事業に関しては、顧客のライフスタイル充実を図るために、クレジットカード・自動車ローンサービスを中心に、システム面からより便利で豊かなライフスタイルをサポートしています。
サービスメニューを充実させることによって、トヨタのバリューチェーンに貢献するとともに自動車割賦・リース商品に対する知識を活かしてトヨタ・レクサス販売店との連携施策や顧客が利用しやすいと感じられるサービス提供のシステム開発を通じて実施しています。
さらに、デジタル変革が進行する中で、新技術動向も注視しながら取り組みを行うなど、多岐にわたることを行っています。
上記2つ以外にも、インフラ事業、住宅事業、マリン事業、アグリバイオ事業、ウェルウォーク事業といったジャンル幅の広い事業の展開も行っています。
新卒選考フロー
新卒の選考フローはどのようになっているのでしょうか。
トヨタ自動車に関心がある方は、しっかりと確認をしておきましょう。
トヨタの募集には、事務職と技術職に分かれています。
技術職はある程度、応募できる方は限られてしまいますが、事務職は文系理系に問わずエントリーすることができます。
一般的な事務職についての選考フローについて紹介します。
事務職のエントリーにも通常選考とリクルーター面談ルート(早期選考ルート)の方法が2つあります。
通常選考では、エントリーシート提出と筆記試験を行った後に、一時集団面接、二次集団面接、最終個人面接という流れです。
以上の過程を順調に通過することで内定をつかみ取ることができます。
リクルーター面談では、面談を5〜6回行い、エントリーシートの提出と形式上の筆記試験をしたのちに、二次面接あるいは最終面接というフローがあります。
上記の選考を通過することで内定をつかみ取れます。
内定者のほとんどが後者のリクルーター面談ルートと言われています。
こちらの選択肢を選ぶためには、トヨタが開催している説明会に参加し、説明会後に配布されるアンケートにトヨタに対して熱意をしっかりと伝えられることで、後日に斡旋の連絡が来ます。
熱意以外にも有名大学であることもリクルーターが付くことの条件にもなっているため、どなたでも可能とは限りません。
リクルーター面談では、学生時代に頑張ったことや、志望動機が基本的な質問とされています。
話をいただいた以上は、上記2つのことは答えられるようにしておきましょう。
6月第1週には内定をもらう場合が多いため、6月第1週に最終面接の案内が届けば、内定をもらえる可能性が高いと言えるでしょう。
最終面談は1対3の個人面接で30分程度、学生時代に頑張ったことや、志望動機、性格などの人間性に関する深堀り質問がされます。
最終チェックということでしょう。
筆記試験の形式はSPIで合格の目安は7割程度です。
気になるエントリーシートについては、以下の質問が挙げられます。
・企業研究で行ったこと
・志望する動機
・これまで苦労したこと、これまでに最も力を入れて取り組んだこと
・チームや仲間と協力し取り組んだこと
・身近な人からどのような人と言われるか
・仕事をするうえで大切にしたい価値観
・卒業論文のテーマと内容
エントリーシートでも特に変わった質問は無いと言えるでしょう。
気を抜かずに自己分析を行うべきです。
社風
堅実であり多くの人が関わって業務を回し、合議的な部分が多くスピード感は出にくいが、若手でも当事者意識を持って関わっている時間が得られるという意見が挙げられてます。
海外赴任できる環境も整っているため、グローバル志向の方におすすめできる企業と言えます。
求める人材
同社では、どのような人材が求められるのでしょうか。
採用情報サイトに以下のことが記載されています。
さまざまなプロフェッショナルと手を取り合い、未知の社会づくりに挑み続けるトヨタが、新たな仲間に求めるのはふたつ。
他者のために力を発揮して信頼を得ると同時に、常に謙虚な姿勢で、失敗も学びに変える人間力。
そして周りの人たちと手を取り合い、挑み、実現する情熱です。
私たちの志に共鳴し、人間力、情熱をエネルギーにして、多様なフィールドに挑戦する。
そんな仲間との出会いを、心待ちにしています。
さあ、ともにつくろう。
地球史上、類を見ない社会を。
引用:トヨタ採用メッセージ
謙虚かつ失敗しても、そこから何かを得られると考えられる人材、組織内みんなで動けるような人材を求めているということが分かります。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
トヨタ自動車は、自動車業界の中で、どのような立ち位置なのでしょうか。
他社と比較しているため、以下の表を参考にしてみてください。
企業名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値 | 社風 |
トヨタ自動車 | 31兆3,795億円 | 895万円 | 65 | 若手でも当事者意識を持って関わっている時間が得られるほか、グローバル志向でもある |
ホンダ | 14兆5,526億円 | 778万円 | 63 | 個性豊かな仲間がチームの魅力 |
日産自動車 | 8兆4,245億円 | 811万円 | 62 | 挑戦させてくれる機会は多く、上司にも背中を押してチャレンジグな仕事を任せてくれる社風 |
上表からも分かるように、トヨタ自動車は、自動車業界の中でもトップに君臨していると言えます。
採用大学
トヨタ自動車に採用されている大学院・大学、短大・高専・専門学校の一覧については、以下の行をご覧になってください。
大学院 | 愛知県立大学、愛知工業大学、秋田大学、大阪工業大学、大阪公立大学、岡山大学、金沢大学、九州大学、京都大学、岐阜大学、神戸大学、埼玉大学、静岡大学、芝浦工業大学、信州大学、筑波大学、東京理科大学、鳥取大学、富山大学、富山県立大学、名古屋大学、名古屋工業大学、日本大学、広島大学、福井大学、三重大学、名城大学、和歌山大学 |
大学 | 愛知大学、愛知県立大学、愛知工業大学、秋田大学、鹿児島大学、金沢大学、関西学院大学、近畿大学、岐阜大学、慶應義塾大学、神戸市外国語大学、滋賀県立大学、静岡大学、信州大学、上智大学、椙山女学園大学、成蹊大学、専修大学、中京大学、電気通信大学、東京工業大学、東京女子大学、東京電機大学、東京理科大学、東北大学、東洋大学、富山大学、富山県立大学、同志社大学、名古屋大学、名古屋外国語大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学、南山大学、日本大学、兵庫県立大学、広島市立大学、福井大学、三重大学、明治大学、名城大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、和歌山大学、早稲田大学 |
短大・高専・専門学校 | 豊田工業高等専門学校、鈴鹿工業高等専門学校、高知工業高等専門学校、福井工業高等専門学校、鳥羽商船高等専門学校、石川工業高等専門学校、福島工業高等専門学校 |
引用:マイナビ2024
採用で技術職も応募していることから、専門的な学校からの採用はありますが、事務職であれば専攻は関係ありません。
新卒選考フローでも確認したように、リクルーター面談ルートでは、熱意は大事ではありますが、多少の学歴は必要と言えるでしょう。
しかし、一般応募では、明確な学歴フィルターがはるとは考えにくいため、気になる方がいらっしゃいましたら、チャンレンジしてみてはいかがでしょうか。
ホットニュース
トヨタ自動車は「ジャパンモビリティショー2023」で、TOYOTA GAZOO Racing(GR)ブランドのBEVコンセプトカーとして『FT-Se』を公開しました。
この自動車は、環境に優しいだけでなく、電気エネルギーならではの運転の楽しさも、走りの味もあって多様な体験価値を実現することができます。
他には、トヨタ社長は、CO2の削減を多面的に捉えて取り組まないといけないと考えているそうです。
それゆえ、CO2排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルや、インドで牛ふんを原料としたバイオガス燃料を製造する取り組みを紹介しています。
このように、トヨタ自動車は多面的に様々なことを考えて事業を展開しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これまで、自動車業界、その業界に属しているトヨタ自動車の概要、新卒選考フロー、求めている人材、就職難易度やホットニュースについて見てきました。
自動車業界は、それぞれの企業が自動車に必要なものを生産し、企業らが作ったものがあっての1つの自動車になるということを理解できたはずです。
エントリーから内定もらえるまでに、方法は2つありました。
トヨタ自動車に興味があるのであれば、企業説明会に参加したのちに、アンケートに答えるなどして、あなたご自身の熱意をしっかりと言語化してアピールをしましょう。
トヨタ自動車は、自動車業界の中でもトップクラスの大企業です。
謙虚でありながら、失敗を恐れず、失敗してしまった際にはそこから何かを吸収できるという強い気持ちで、挑戦してみてはいかがでしょうか。
本記事を参考にしていただけたら幸いです。