【SPI・玉手箱】webテストの概要と対策方法解説! オススメ本も紹介!

【SPI・玉手箱】webテストの概要と対策方法解説! オススメ本も紹介!

2022年5月18日更新

はじめに

就活生や就活を見据えた学生の中には、以下のような悩みや疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか?

 

・そもそもウェブテストってどんな試験なの?試験の目的は?

・企業が採用しているウェブテストの種類が知りたい。

・ウェブテストはどうやって対策すればいいの?

 

この記事を読めば、こういった悩みや疑問はすべて解決できます!

 

この記事でわかること

  • ウェブテストの概要や目的がわかる。
  • 各ウェブテストの採用率や、企業が採用しているウェブテストの種類がわかる。
  • 代表的なウェブテストの概要や対策方法がわかる。

 

最後まで読んでいただければ、志望業界、企業に応じて適切なウェブテスト対策ができるようになり、就活が成功する可能性が高まるはず!

 

早めのウェブテスト対策でアドバンテージを取ってしまいましょう!

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1. ウェブテスト(webテスト)とは?

そもそもウェブテストとはどのような試験なのでしょうか?

 

以下2つの観点から解説していきます。

 

1.webテストの概要

2.webテストを行う目的

webテストの概要

webテストとは、企業が採用活動を行う際に、応募者の能力や適性を判断するために課す試験のことです。

 

代表的なwebテストは、「SPI3」や「玉手箱」などです。

 

webテストの内容は、主に「能力適性検査」と「性格適性検査」に分かれており、応募者の能力と性格を総合的に判断します。

 

また応募者は、企業が指定する方式に従って受験することになります。

 

・自宅等のパソコンで受験

・指定のテストセンターで受験

・企業の専用会場で受験…など。

webテストを行う目的

webテストは、求人への応募者を、面接可能な人数まで減らすために行われます。

 

日本の新卒一括採用システムの中では、応募者の人数が非常に多く、全員に対して面接を行うことは極めて非効率だからです。

 

webテストを通じて「能力的な適正」と「性格的な適正」があると判定された応募者に対してのみ面接を行うことで、企業は採用活動を円滑に進めることができるのです。

2. 各企業が採用しているウェブテストはどれ?

各企業が採用しているウェブテストについて、次の2点から解説します。

 

1.webテストの採用率

2.各企業が採用しているウェブテストの種類

webテストの採用率

日経HRの調査によると、webテストの採用率は以下のとおりです。

 

・SPI(Webテスト):39.5%

・玉手箱:17.6%

・SPI(テストセンター):11.5%

・企業オリジナル試験:6.7%

・TG-WEB(ティージー ウェブ):2.7%

・Web-CAB(ウェブキャブ):2.2%

・その他:10.0%

・性格適性検査:9.8%

(出典:日経HR「22年卒内定者調査 採用選考編」

 

SPI(Webテスト、テストセンター)だけで51%占めていますね。

 

また、玉手箱の採用率も比較的高く、対策は必須でしょう。

各企業が採用しているウェブテストの種類

過去5年間にウェブテストを実施した企業の一部について、SPIノートの会が情報を公開していますので、志望する企業があるか調べてみてください。

 

Webテスト実施企業一覧

 

なお、リンク先に記載のテスト以外に、他のWebテスト、テストセンター、ペーパーテストを実施している企業もあるため、あくまで参考としてご覧ください。

3. 代表的なウェブテスト(webテスト)

ここからは、以下6種類の代表的なウェブテストの概要と対策について解説していきます。

 

1.SPI3

2.SPI(ENG)

3.玉手箱

4.GAB

5.CAB

6.TG-WEB

「SPI3」の試験概要と対策

「SPI3」の試験概要と対策について解説します。

試験概要

SPI3は、リクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査で、数あるwebテストの中でも最も企業の採用率が高い試験です。

 

受験形式と試験時間は次のとおりです。

 

受験形式

  • テストセンター(専用会場でパソコン受験)
  • WEBテスティング(自宅等でパソコン受験)
  • ペーパーテスティング(企業の専用会場でマークシート受験)
  • インハウスCBT(企業の専用会場でパソコン受験)

 

試験時間

  • 能力適正検査(約35分)
  • 性格適正検査(約30分)

出題傾向と対策

出題傾向

  • 言語:語句の意味、分の並び替え、空欄補充、長文読解など
  • 非言語:推論、確率、集合、表の読み取りなど
  • 性格:日常の行動や考え方について、自分にあてはまるものを選択する

 

対策

SPI3は、受験形式によって出題される分野が異なります。

 

志望する企業の受験形式に合わせて学習を進めましょう。

 

4. 「SPI(ENG)」の試験概要と対策

「SPI(ENG)」の試験概要と対策について解説します。

試験概要

ENGは、SPI3と同じくリクルートマネジメントソリューションズが提供する適正検査で、英語力を測定するために実施されています。

 

受験形式と試験時間は次のとおりです。

 

受験形式

  • ペーパーテスティング(企業の専用会場でマークシート受験)

 

試験時間

  • 約30分

出題傾向と対策

出題傾向

  • 同意語:同じ意味の単語を選択する
  • 反意語:反対の意味の単語を選択する
  • 空欄補充:空欄に合う単語を選択する
  • 英英辞典:英文が説明する意味に最も近い単語を選択する
  • 誤文訂正:選択肢の中から誤っているものを選択する
  • 長文読解:長文の要旨や空欄に合うものを選択する
  • 和文英訳:日本語の説明分に最も近い単語を選択する

 

5. 「玉手箱」の試験概要と対策

「玉手箱」の試験概要と対策について解説します。

試験概要

玉手箱は、日本エス・エイチ・エルが提供する試験で、割合としてはSPI3の次に採用されることが多いです。

 

受験形式と試験時間は次のとおりです。

 

受験形式

  • Webテスト(自宅でパソコン受験)
  • テストセンター(専用会場でパソコン受験)

 

試験時間

  • 49分

 

出題傾向と対策

出題傾向

  • 計数:四則演算、図表の読み取り、表の空欄の推測
  • 言語:論理的読解(GAB形式)、趣旨判定(IMAGES形式)、趣旨選択
  • 英語:長文読解(IMAGES形式)、論理的読解(GAB形式)
  • 性格テスト

 

対策

玉手箱は、問題数が多い割に回答時間が短いため、すばやく正確に問題を解いていく必要があります

 

「計数」、「言語」、「英語」の各分野から1つの形式(例:四則演算)だけが出題されるため、苦手分野をつくってしまうと高得点は望めなくなります。

 

どの分野もきちんと勉強しておきましょう。

おすすめの参考書

おすすめの参考書は、SPIノートの会の「これが本当のWebテストだ!(1) 2024年度版 【玉手箱・C-GAB編】 (本当の就職テスト)」です。

(出典:Amazon

 

幅広い試験科目すべてに丁寧な解説がされており、模擬テストも付いています。

 

テストセンター方式の玉手箱(C-GAB)にも対応しているため、玉手箱対策はこの1冊のみで対策できます。

 

各分野を繰り返し勉強し、すばやく正確に回答できるようにしておきましょう。

6. 「GAB」の試験概要と対策

「GAB」の試験概要と対策について解説します。

試験概要

GABは、玉手箱と同じく日本エス・エイチ・エルが提供する試験です。

 

新卒総合職向けのテストであり、商社、証券、総合研究所などで多く採用される傾向にあります。

 

受験形式と試験時間は次のとおりです。

 

受験形式

  • GAB:企業の専用会場でマークシート受験
  • GAB Compact:企業の専用会場でマークシート受験
  • C-GAB:テストセンター(専用会場でパソコン受験)
  • Web-GAB:自宅でパソコン受験

 

試験時間

  • GAB:90分
  • GAB Compact:57分
  • C-GAB:45分
  • Web-GAB:80分

 

出題傾向と対策

出題傾向

  • GAB:言語理解、計数理解、パーソナリティ
  • GAB Compact:言語理解、計数理解、パーソナリティ(GABより問題の難易度が高く、制限時間は短い)
  • C-GAB:言語理解、計数理解、英語(パーソナリティは事前にWebで回答する)
  • Web-GAB:言語理解、計数理解、パーソナリティ

 

対策

玉手箱と同じく、短い時間で正確に回答することが求められる試験です。

 

後述する参考書を何度も回して問題の傾向と解き方を覚え、本番ではスピード感を持って解けるようにしておきましょう。

 

なお、出題内容は玉手箱とほぼ変わらないため、玉手箱の対策をしていれば、GABにも対応することができます。

おすすめの参考書

おすすめの参考書は、次の2冊です。

 

1冊目は、SPIノートの会の「これが本当のCAB・GABだ! 2024年度版 【Web-CAB・GAB Compact・IMAGES対応】 (本当の就職テスト)」です。

(出典:Amazon

 

2冊目は玉手箱対策でもおすすめした「これが本当のWebテストだ!(1) 2024年度版 【玉手箱・C-GAB編】 (本当の就職テスト)」です。

(出典:Amazon

 

先述のとおり、GABは出題内容が玉手箱とほとんど変わらないため、「玉手箱対策+高難度のGAB Compact対策」で対応可能です。

 

この2冊で玉手箱とGABに加えてIMAGESまで対応できるため、非常にお得な参考書になっています。

7. 「CAB」の試験概要と対策

「CAB」の試験概要と対策について解説します。

試験概要

CABは、玉手箱やGABと同じく日本エス・エイチ・エルが提供しており、SE(システムエンジニア)やプログラマーへの適正を測るための試験です。

 

受験形式と試験時間は次のとおりです。

 

受験形式

  • CAB:試験会場でペーパー試験
  • Web-CAB:自宅等でパソコン受験

 

試験時間

  • CAB:95分
  • Web-CAB:72分

 

出題傾向と対策

出題傾向

  • CAB:四則演算、規則性、命令表、暗号、性格診断
  • Web-CAB:四則演算、規則性、命令表、暗号、性格診断(CABより問題の難易度が高く、制限時間が短い)

 

対策

CABでは、純粋な計算能力の速さや、与えられた数字や図形などの情報から、法則性を導き出す力などが求められます。

 

問題の傾向に慣れてしまえば高得点を狙いやすいため、参考書で繰り返し学習しましょう。

おすすめの参考書

おすすめの参考書は、GABでも紹介した「これが本当のCAB・GABだ! 2024年度版 【Web-CAB・GAB Compact・IMAGES対応】 (本当の就職テスト)」です。

 

難易度の高いWeb-CABにも対応しており、CAB対策はこの1冊で問題ありません。

8.「TG-WEB」の試験概要と対策

「TG-WEB」の試験概要と対策について解説します。

試験概要

TG-WEBは、ヒューマネージが提供している試験で、他のwebテストに比べて難易度が高いと言われています。

 

受験形式と試験時間は次のとおりです。

 

受験形式

  • テストセンター方式(専用会場でパソコンまたは筆記テスト受験)
  • web方式(自宅等でパソコン受験)
  • マークシート方式(企業の専用会場で受験)

 

試験時間

  • 従来型:能力適性検査(45分)+性格適正検査(10分〜30分)
  • 新型:能力適性検査(30分)+性格適正検査(10分〜30分)

出題傾向と対策

出題傾向(従来型)

  • 言語(空欄補充、並べ替え、長文読解)
  • 計数(暗号、展開図)
  • 英語(空欄補充、言い換え、長文読解)

 

出題傾向(新型)

  • 言語(同義語、対義語、ことわざ)
  • 計数(方程式、図表)
  • 英語(空欄補充、言い換え、長文読解)

 

対策

TG-WEBは、「言語」と「計数」の分野で「従来型」と「新型」の2種類の出題形式が存在します。

 

企業によってどちらを採用しているかが異なるため、例年どちらが出題されているかを確認しておきましょう。

 

比較的難易度が高い試験ですので、後述の参考書できちんと問題の傾向をつかんでおくことが必要です。

 

おすすめの参考書

おすすめの参考書は、SPIノートの会の「これが本当のWebテストだ!(2) 2024年度版 【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】 (本当の就職テスト)」です。

(出典:Amazon

 

難解とされるTG-WEBの解き方を丁寧に解説しており、本書を繰り返し学習することで安定して高得点が狙えます。

 

「従来型」と「新型」どちらにも対応しているので、TG-WEB対策はこの1冊だけで大丈夫です。

9. よくある質問

企業のウェブテストに関してよくある質問をまとめました。

 

よくある質問
Q1:webテストの例題が知りたいんだけど?

Q2:webテストは調べながら回答していいの?

 

Q1:webテストの例題が知りたいんだけど?

代表的なwebテスト、SPIの例題をこちらの記事で紹介していますのでご覧ください。

Q2:webテストは調べながら回答していいの?

自宅受験の場合、調べながら回答することはできますが、不正がバレる可能性もありますので、正当に受験することをおすすめします。

おわりに

今回は、企業が課すウェブテストについて解説してきましたが、いかがでしたか?

 

記事の内容を簡単にまとめます。

 

・webテストとは、企業が採用活動を行う際に、応募者の能力や適性を判断するために課す試験のことで、求人への応募者を面接可能な人数まで減らすために実施される。

・webテストの採用率は、SPIだけで51%を占めており、次点は玉手箱の17.6%。

・代表的なwebテストは、「SPI3」、「SPI(ENG)」、「玉手箱」、「GAB」、「CAB」、「TG-WEB」などがある。

 

この記事を参考にしてウェブテスト対策を行っていただき、就活を有利に進めてください!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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